皆さん、こんにちは!12月13日~15日の3日間、ベルリン国立バレエ学校のドレーン・ウィンドルフ先生をお迎えして行われた特別ワークショップ(WS)の様子をお届けします!

🌟 ドレーン先生が来日!贅沢すぎる指導時間
なんと、ベルリンからドレーン・ウィンドルフ先生がこのWSのために来日してくださいました!先生は一人一人をしっかりと見てくださり、優しいお人柄ながらも指導内容はスパルタそのもの!参加者たちはもちろん、スタッフの私もその濃密な時間に感動しっぱなしでした。
💪 筋肉を使うことの大切さ
ウォームアップでは『ラ・ラ・ランド』の「Another Day of Sun」に合わせて走ったり、腹筋や背筋を徹底的に行ったり。最終日のアナウンスメントでは先生がこうおっしゃいました。
「筋肉をしっかり使うことがとても大事」
頭で理解し、体で実感した参加者たちは、これからのレッスンで大きな変化を迎えるはずです!
🌍 海外バレエの求めるスキルとは?
3日間のWSで特に印象に残ったのは、海外でバレエを学ぶ上で求められるスキルです。
注意点を考え、言語化する力
集中力を持続する力
臆せず人前で話すコミュニケーション能力
例えば、こんな場面がありました
:「〇〇、昨日のコレクション覚えてる?」「カウント1のとき足はどこにある?」
先生からこう指名されることで、頭で考え、即座に言葉にする必要がありました。また、先生は「うなずくだけじゃなく声を発して」と繰り返し指導され、コミュニケーションの重要性を強調。まさに学びの宝庫でした!
そして、何よりも「英語力」の重要性が改めて感じられました。
華さんが時折翻訳をしてくださったものの、やはり先生の言葉をそのまま理解し、自分の力で受け止められる英語力が求められます。
さらに、「わかる人いる?」と聞かれたとき、積極的にアピールするためにも、英語で発言できる自信が必要だと実感しました。

🌕 努力の跡を見てくれる指導
印象的だったのは、ドレーン先生の質問です。
「〇〇、昨日のコレクションなんだった?」「昨日やったこと覚えてる?〇〇、みせて」
こういった問いかけを受けることで、自分の成長を毎日意識し、昨日より少しでも前進する努力が求められる場面が多くありました。名指しで聞かれることで、自信を持って答える力や自分の中で内容を整理する力が磨かれていきますね。
先生から「昨日よりよくなっているよ」と声をかけられた子も多くいました。この言葉には、一人一人を深く見つめるドレーン先生の情熱と、メンバーたちの努力が実を結びつつある瞬間が詰まっていました。
小さな進歩の積み重ねが、夢に近づくための大きな力になります。昨日より今日、今日より明日、少しずつ成長し続ける大切さを感じさせられた時間でした!
因みに、ドレーン先生が4月のワークショップに参加してくださった際のメンバーのことを覚えていてくださり、特にPRIMEメンバーの上達ぶりを高く評価してくださったことは、大きな励みになりました。PRIMEでの日々の積み重ねがしっかりと成果として現れていることを実感し、それがUNBLでの取り組みにもつながっていることに自信を深めることができました。スタッフ一同、これを機にさらに努力を重ね、より良い成果を目指していこうと気持ちを新たにしています!!
🌸 フロリナ姫のレパートリーに挑戦
レパートリーは『眠れる森の美女』のフロリナ姫に挑戦!
「フロリナ姫はどんな気持ちで踊っている?」「楽しい?怒っている?悲しい?」
感情を意識する大切さを学びながら、一人ずつ!!緊張感の中で踊りました。
先生の「Happy! Sunday!」や「Smile! Enjoy!」、「昨日より良くなったけど勇気をもってやってごらん」という声かけが参加者の表情をほぐし、自信を引き出していました。
手が震えてしまった子には、終わった後に手を握る先生の優しさも印象的でした。
因みに、スタッフは踊る直前にメンバー同士で「頑張って」と声を掛け合っている様子にも感動しておりました…。

💡完璧を目指すために、まず「理解」から
今回のWSで学んだことの一つは、今は完璧じゃなくても「理解」していることが大事だということです。バレエは長い学校生活の中で少しずつ完成されていくもの。まずは何を注意すべきなのかを理解し、それを頭に留めておくことが必要です。
先生からのコーチングを自分の中に取り込み、将来的には自分自身でコーチングできる力を育てていくことが求められます。
💡クオリティを高めることの重要性
バレエにおいて、「何をするか」や「どんなことをするか」よりも、「クオリティを上げること」が最も重要だと先生は強調されていました。そのためにはまず筋肉を正しく使うことが不可欠。1日目に「筋肉の使い方が全然なっていない」と指摘されたように、基礎的な部分を見直し、高めていく必要があります。
💡狭き門への挑戦
ベルリン国立バレエ学校の入学枠は少人数。とても狭き門です。「できることなら全員入学させたいけど、それは難しい」と先生も語られていました。ただ、入学に必要なのはクオリティだけでなく、レッスンへの姿勢や努力の跡だとも感じました。積極的に発言し、自分をアピールする力が大切です。そして、そのためには英語が必須。言葉の壁を越え、自分を表現できる力が問われています。
💡基礎を見直す力
「基礎を見てほしい」と思うことは多いですが、基礎とは具体的に何なのか。それはステップそのものなのか、それともステップをよくするための体の使い方なのか?自分で判断し、理解しながら基礎を磨いていく力が、プロの世界では求められるのだと感じました。

💬 参加者の声
「先生がとても丁寧に見てくれて、普段のレッスンでは言われないことをたくさん指摘されました。先生の熱量も凄くて、ちゃんと本気でやらなきゃと思った!」
「先生はとてもパワフルで何回でも教えてくれて優しかった。基礎を見直せたのが大きな収穫です!」
「緊張しましたが、レパートリーを一人ずつ見てもらう機会は貴重で、とても勉強になりました。自分の意識の足りなさにも気づきました。これからもっと頑張りたいです!」
最後このWSを通して、参加者たちは確実に成長しました。一歩ずつ前進し続ける皆さんの姿に胸が熱くなりました。選ばれた人も、そうでない人も、この経験を糧に夢へと進んでいってくださいね!
ドレーン先生、参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした!🎉
また次回のWSでお会いできるのを楽しみにしています✨
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